台風の気象学 気象⑦

どうも
実技試験は勉強していてばからしくなります。
どうも試験が悪問です。何をこたえるべきなのかさっぱり分かりません。
それと解答が変なところで細かすぎる。緩急の付け方が受験とはまるで違うのでうんざりしています。

それはまあいいとして台風。
台風は向きを変えることを「転向」といいます。これ以外はバツ
転向点付近ではほとんど停滞することがあり、付近では長く留まる台風のために甚大な被害が出ることもある。
らしいのでですが、これは勢力の維持とは関係ない。
「温暖なところにとどまるのだから、勢力が維持される」というのは×
きしょーよほーし(笑)になりたいなら
「上陸しない予報なので勢力が維持」というべきです。
上陸かどうかの予報だけで勢力の予報って出てんのかね。それってどうなの・・・

ま、どーでもいいや
水蒸気画像。これは赤外と同じで大気の上層しかとらえられない。
ゆえにこの画像からの判断と問われたら、なぜか、上層という文字がキーワードになる。
そう、問題文からそんなことは推測できない。赤外画像では上層でというの常識なのに水蒸気画像では常識じゃないのである。あほらしい。

等温線が密(集中)となるところは水平温度傾度が大きいと言い換えなくてはバツ
さらにそこでは前線帯という名前が付く。これはまあひっかけで、地上との接点だけが前線だからそういう部分はときかれたら前線帯と答えなくてはならないのだ。
出題者はたいそう満足している出題であろう。まあ私はそうは思わないが。


テーパリングクラウドは特に明るく(白く)と答える。特にというのがキーワードでないと減点。勝手に引いてろ(笑)

水蒸気画像ではバウンダリーという黒い部分と明るい部分の境界が生まれる。
境界といえばいいのにかっこつけてバウンダリーという。ほいほいかっこいいね
そこがジェット気流のある場所になる。これ、問題集にしか載ってない。だれが解けるかって?
過去問を極めたもののみです。参考書にも乗っけろよと思うのですが。○○さんよ
つまり寒気側で乾燥、暖気側で湿潤となるわけですが、なんででしょうね。

さて今回最大のポイント、台風の風速が上層ほど弱い理由について

寒冷低気圧は地上では不明瞭な低気圧ですが台風は逆に地上でもっとも明瞭な低気圧を示します。これは暖気核のために層厚が大きいからなのですが、これがまず理由になっています。上空ほど不明瞭なら当然気圧傾度が小さく風は小さいはずですね。
さらにいえば台風上空では風の向きが反時計回りから時計回りに変わります。
これは上昇流が発散するために高気圧性の風と同じ力を受けるからです。
これらを考えると上層ほど反時計回りと時計回りで打ち消しあうようなことがあるのではないかとも考えられます。

しかし!○○という参考書は斬新かつ意味不明な説明を試みます。
温度風と傾度風を考えていきます。温度風はもちろん現実には存在しないただのシアにすぎません。風ではないといってよい。温度風は寒気を左に見て吹きます。つまり時計回り。大して傾度風は反時計回り。傾度風というのはこの場合普通に低気圧性の風と近いと思ってください。
あ、復習。傾度風はコリオリ遠心傾度力 地衡風はこれから遠心力を抜いたもの。

傾度風の場合は遠心力が考慮されているため、コリオリ力が小さくなり、地衡風よりもVの値が小さくならざるを得ない。よって低気圧性の回転の場合には地衡風速>傾度風速という関係が成り立っているといえる。逆に「高気圧性の回転」の傾度風の式と地衡風の式とを同じく「V」に着目して比べると、コリオリ力が大きくなることがわかり(これは遠心力の項を右辺に移項するとわかりやすい)、地衡風よりもVの値が大きくなる。よって高気圧性の回転の場合には傾度風速>地衡風速という関係が成り立っているといえる。(Wikipedia)


さて、じつは旋衡というコリオリが無視できるくらいの小さなスケールの風もあるのですが、それは竜巻なので無視して。

温度風というのは異なる高度間の地衡風の鉛直シアのこと。
鉛直シアでしかない。なぜ寒気が左になるのか?覚えるのが楽。
どうしても見たいならどうぞ
このサイトですべてが書いてある。
・温度風の関係
というキーワードが出てきます。まあ気圧傾度と高度比例って感じ
温度風のベクトルは、温度風の関係の地衡風と同じように、北半球では、高温部を右手に見る性質があります。」とあるんだけど、そこ足りてないな~。
むしろそんなものを公式化するのではなく、
知恵袋さんのBAのほうが納得できる。
説明の順序が逆なほうがいいよね。○○さん・・・・・。


つまり!
わけのわからない公式→暖気移流は時計回り 寒気移流は反時計回り
よりも
暖気移流で時計回り、逆もそう→公式

とみるべきなのではないっすかってこと。
○○さんがどこまでプロなのかしらないが、どうもブログを見る限り、専門家ではないらしい。大学で教えているとかそういうのではないらしいから信じていいのか。


もうこれくらいにしておきましょう。
温度風は実際の風ではないので台風の上層の風の説明になってません。ってことです。

お次に台風の予報。
常識として知っておきたい。
暴風域:avg25m/s or 地形の影響がないなら吹きえる。
暴風警戒域:台風中心が予報円内を進んだ時に暴風域に入る可能性のある範囲
予報円:予想時刻に70%の確率で入る(70パーセント以外のなにものでもない。)
台風の中心をなぞる線は、確率が最も高い線です。まあ外れますけどね。
UTCはイギリスね。9時間遅いので。日本との時差注意。

風浪とうねりの注意。
うねりも風浪なんだけど、スケールがおおきくて他から伝わってきてるので風とは関係なく存在します。さらに合成されてビックウェーブになりうる。
サーフィンしないように。(笑)

風速のシアというものもあります。だいたいが風向のシアなんだけど、ときどき。
このとき風は詰まるよね。渋滞。だから風が収束して上昇気流になります。


以上
もう途中からただの知識の羅列なんですがお許しください。


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