停滞前線 気象⑤

気象学についてまた書いていきます
前に書いた降雨でも出ましたが、停滞前線について。そして停滞前線といえば梅雨前線。
しとしと降るイメージの梅雨ですが、九州を中心として非常に大雨になることがあります。これは南からの湿潤な大気の流れ込みや上空寒気の張り出しなどによる、前回述べたような湿度のコントラストによる降雨現象ではない、普通の対流不安定の降雨になります。つまりSSIは負になるようなときですね。

平成24年7月九州北部豪雨は死者30人を記録する災害級の大雨でした。
7月の上旬から中旬にかけての出来事でしたからちょうど梅雨の時期です。
熊本の阿蘇では数百ミリというものすごい雨がふりました。日本の平均の年間雨量は2000mmくらいですからこれがいかにすごい数字かが分かります。

このような対流性の激しい雨が降るときは時として赤外画像に雲が映らない時があります。なぜなら赤外画像は可視画像に比べて解像度が荒く、スケールの小さいゲリラ豪雨をとらえることができないからです。分解能の差によって映らないことも気象予報士は当然考慮に入れている必要があるのです。ここ試験にでますね。

なお気象予報士試験では自力でSSIをエマグラムから導出することを求められます。
ここで必要な知識はエマグラム上のどの線が何を表していたっけ?ということです。
湿潤断熱線は上に凸なグラフ
乾燥断熱船は下に凸なグラフ
これ忘れがちじゃないですか?
なぜこうなるかをイメージで解説するならば、
乾燥していると水が少ない分空気を持ち上げるときさっさと温度が下がってくれるはずですから、下に凸でないと説明がつかない。
湿潤ならゆっくり温度が下がるんだから上に凸でしょって感じ。


ちょい雑ですかね。凸っていってもカーブがどっち向きかってだけですよ。
でも私自身なんで乾燥っていうのに湿度99.999・・・%まで適応できるのか
謎でした。乾燥してるっていうのは湿度0だろと。
さらに湿潤断熱線も正直なんのことか理解してません。
水蒸気はどうするの?ちょうど凝縮しないラインで持ち上げてるの?とか
ま、受かるだけなら理解など無用ですが(笑)
そんなに物理学興味ないし。医学生ですから、物理は無縁の世界・・・・
意味はどうでもいいからできるようになるほうが優先です。

あと前線を書けって問題はキンクっていうとんがり付けたほうが評価いいらしいっすね。
こういう採点官の心をつかむのが試験のコツ~ですね

しかしすでに実技試験の演習マンネリ化してきてるなと思います。
雲量とか9(不明)交番マークっぽいやつ。とか盲点なくらいでしょ。

あとは雲の種類しっかり覚えていくこと。
下層だけの暗記だとやっぱ1点失うこともあるので。されど一点です。
中層雲は高層雲(おぼろ雲)高積雲(ひつじ雲)
記号は

おしりマーク?(笑)が高積雲。たしかにもくもくしてて羊っぽい。
そう羊のほうがいいな。ケツより羊で覚えよう(笑)
高層雲はクサビマーク。普通にイメージまんま、平らって感じ。
巻雲が上層雲でこれも重要なんですが、まつげと思っとけば間違いない。
実際筋状の雲が巻雲なんで。
巻積雲は薄雲といって高層雲とめっちゃ見た目が被るんですよね。ややこしい


雲種類(このサイトさんが非常にいいと思います)


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